あなたは、SNS等で「現金100万円プレゼント!」などと言うおいしい話を見たことがありませんか?
いかにもお金持ち風のプロフィールで、お金が余っているから還元しますというアレです。
結論から言いますが、99.99% 現金が当たることはありません。
なぜ100%ではないのか?お金贈りの前〇さんのように、ごく稀に本当に配る人がいるからです。
ポイントは顔も実名も出している超有名人であるという点。
それ以外は架空の懸賞と思って差し支えないでしょう。
表題の件に戻りましょう。
「架空懸賞」とは
その名の通り、架空の懸賞、つまり、実際には何も当たらない懸賞のことです。
実は、法律上、実際には何も当たらない懸賞を行っても違法性はないのです。
「オープン懸賞」と言って、商品の購入等を条件としない懸賞の場合、架空の懸賞を規制する法律が存在しないんですね。
つまり、SNSなどで100万円が当たると嘘をついて人を集めても、なんら違法性を問えないということです。
このあたりは実際に被害が出ているのだから、きちんと法整備を進めていただきたいものです。
詐欺集団はこのグレーの部分をついて表向きの活動をし、裏では個人情報を売るなどの犯罪行為をして儲けます。
架空懸賞の目的は?
言うまでもなく「人を集めること」です。
通常、大々的に広告を打つなどして人を大勢集めるには多額の広告費用が必要です。
SNSなどは基本的に無料ですから、ここで「現金配布企画」を打てば、無料で多くの人を集められるわけです。
もちろん違法性の無いきちんとした企業はこのようなやり方は選択しません。
詐欺師が、カモをタダで大量に集めるために行うのです。
人を集めてどうする?
さまざまな手法がありますが、何かを購入させる、何かに登録させる、個人情報のリストを売るなど、気づいたら詐欺師の思惑通りになっている場合があります。
当然、集まれば集まるほど儲かりますから、人が人を呼ぶように仕向けます。
紹介等を利用した拡散システムは、それ自体は決して悪いものではありません。
むしろ優れた仕組みと言えるでしょう。
詐欺師は、この優れた仕組みを悪用するのです。
まとめ
①嘘の懸賞に違法性は無いのでやりたい放題
②うますぎる懸賞には要注意
③条件として何かの登録を求められたらさらに注意
いきましょう。
少しだけうまい話ならありますが、うますぎる話には必ず裏があります。
決して騙されてはいけません。
わからないことや不安なことがあれば、いつでもご連絡ください。
この投稿のコメント欄でも大丈夫です。
今日より明日を、ほんの少しでもよくしていきましょう。
やす